鶯谷のナポリタンはトマトソース系
山手線の駅でいちばん昇降客が少ないのが鶯谷駅だそうだ。駅を出ると町は独特な雰囲気。南口は、昭和の駅舎のようなたたずまいで、小さなロータリーがあり、タクシーが客待ちをしている。かつては、蕎麦屋が1軒あったが、今は閉店し、その場所は更地になっている。南口を出て右へ行けば上野公園がある。左に行けば、線路をまたぐ橋を渡り、これまた時代を感じる階段を降りると、午後3時半に店を開ける、立ち飲みの焼き鳥屋「ささのや」がある。その先へ歩けば言問通りに出る。
北口を出ればラブホテル街が広がっている。北口からすぐの場所には何軒か飲み屋が並んでいるが、そのなかでも鶯谷を代表する店といえば「信濃路 鶯谷店」だ。
24時間営業で、朝から酒を飲んでいる客がいる。この店は、驚くほどメニューが多い。飲んでいる人がほとんどだが、食事だけの客もいる。厨房の中は中国人とおぼしき人が数人。
食事あるいは飲みの〆におススメなのがオムライス。ここのオムライスはよく炒められていて、なかなかおいしい。
オムライス600円、ナポリタンは650円。ナポリタンのほうがちょっとお高い。
ナポリタンもあって、これも人気だが、残念ながら炒め系ではなく、ゆで上げたスパゲティにソースをからめたものになっている。たぶん、飲みの〆としてはそちらのほうがいいのかもしれない。
タバスコと粉チーズもマスト。そして、当然のようにナポリタンに味噌汁が付いてくるのも素敵だ。
さて、そこから言問通りへ出て、入谷方向へ歩くと、コーラルがある。
こういう古そうな、あ、いや、歴史のあるたたずまいが旨そうな予感。
ほらほら、食品サンプルも渋いでしょ。
というわけで、入店。
ナポリタンは単品だと750円、飲み物とセットだと850円。もちろんホットコーヒーをお願いする。
まずは、サラダがやってきて、粉チーズタバスコ。そして、味噌汁とナポリタン到着。
どーん!
お皿が四角。細麺で、トマトスープ系。
おいしゅうございました!